もうすぐSonic Surf City来日!僕も東京まで観に行きますよー!しかし、上記のフライヤーなんですけど、出演バンドより後ろのジャケに目がいっちゃいますね。僕のようにジャケ見てるだけでニヤニヤしちゃいますよって方はきっと病気だと思います。ポップパンク病w

ということで今回はSonic Surf City来日記念でサーフポップパンク特集でもしてみようかなと思いました。Sonic Surf Cityはサーフポップパンクの最高峰バンドですけど、他にもいいバンドたくさんいるんですよね。有名無名に限らず思い浮かんだものを書いていきます。


The Barracudas


まずはUK代表、サーフポップパンクの大御所で現在も活動中のThe Barracudas。Surfers Are BackはSonic Surf Cityも最新作のViVa Wahines!でカヴァーしてますね。サーフポップパンクの元祖。最早説明不要ですよね。


Surfin' Lungs


コチラもUKの大御所Surfin' Lungsでございます。UKって気候的にサーフサウンドと真逆だと思うんですが、何故かこういう明るいポップなバンド多いですよね。Sonic Surf Cityも北欧のスウェーデンのバンドだし、寒い地域の方が良質なサーフポップパンクバンドが多く生まれる説ありますよね。


The Hotlines



今度はUKポップパンクバンドThe Hotlines。The Return Of​.​.​. The Hotlinesのジャケ見れば一目瞭然ですね。The QueersとのスプリットではBeach BoysのFun, Fun, Funのカヴァーやってました。一部の音源はMonster Zero Recordsから出てるので割と有名かと思います。最近音沙汰ないけど活動してないのかな?


The Lemonaids


UK期待の若手ポップパンクバンドThe Lemonaids!カッコイイんですよコレが! 全ポップパンクファン必聴。Screeching Weasel、The Queers好きなら間違いないですね。声質がApersのKevinに似てます。2ndまではサーフ度は低めだったんですが、3rdアルバムで化けました!UKって以前はポップパンクのイメージなかったですけど、ここ数年どんどんいいバンド出てきてますね。 


Los Summers


お次はポップパンク大国スペイン代表Los Summers。サーフというよりはサマーポップパンクって言葉が似合いますね。バンド名がサマーズだもんね。国内盤CDも出てるのでそこそこ有名かと思います。


The Por Ella Runners


スペイン期待の若手バンドThe Por Ella Runners。このバンド、自主リリースで音源出してますが、あまり流通してないせいか無名です。。個人的に今後が期待されるバンドです。プロデュースは元Depressing ClaimとShock Treatment、現Los ReactivosのCokyですよ!


Pornosurf



先日当ブログで取り上げたけど全然反応がなかったPornosurf。。カッコイイと思うんですけどね。母国語好きとかの人にはたまんないと思います。
※2015年来日しました!(観に行けませんでした。。)


Travoltas



祝再結成!オランダが誇るパワーポップパンクバンドTravoltas。初期のイケイケなポップパンク期と後期のパワーポップ期で好みが分かれる人もいるかも知れないですけど、僕はどっちも大好きですね。一部の音源は国内盤も出てましたし来日もしてますので、この中では有名な方ですよね。イケイケポップパンク期の1stアルバムリイシューされないかなあ。。
※2017年にはニューアルバムが出ました!!


The Chromosomes



イタリアのサーフポップパンクバンドと言えばこのバンド。特に初期が最高なんです。1stアルバムの...More Time To Relax!!!と初期音源集のSurfin On Planet Terrorはとりあえず押さえておいてほしいです。マスト!!


The Veterans


イタリアのThe MangesのAndreaのソロプロジェクトThe Veterans。アルバムではBeach BoysやSurfin' Lungsのカヴァーもやってます。オリジナル曲もカッコイイ!そろそろ新譜(フルアルバム)が待ち遠しい。。


Hawaii Mud Bombers



Sonic Surf Cityと同じスウェーデンのバンドで完全なるSonic Surf CityフォロワーバンドがこのHawaii Mud Bombers。このバンドも国内盤出てたし来日もしてます。現在活動してるかは不明です。。バンドのHP見てみたら2011年にダウンロードオンリーで新譜出してたみたいで、フリーダウンロードできるらしいんですがパスワードがかかってます。パスワード知ってる方教えて下さい。。


 Psychotic Youth



スウェーデンと言えばこのバンドを忘れちゃいけませんね。初期はグダグダなガレージサウンドで(個人的には)イマイチなんですけど、途中からすごくカッコよくなるんですよこのバンド!時代的には解散前のSonic Surf Cityと同時期に活動してましたが、当時対バンとかしてたんですかね?再結成しないかな。
※2010年にオリジナルメンバーで再結成してました!
※2016年に来日、2017年にはニューアルバムをリリースしました!!


Backwood Creatures



今度はドイツのバンドですよー。サーフポップパンクが好きならこのバンドもマストですね。パパパコーラスがたまらんです!確か1stアルバムのCDは国内盤出てました。数枚のEPと2枚のアルバム出てます。たぶんもう活動してないのかな。。


The Hawaiians



コレもドイツ、もうバンド名で想像できるサウンドです。とりあえず聴けば納得のサウンド。このバンドもアルバム2枚出して消息不明です。結構好きだったのになあ。。


Rämouns



またしてもドイツから、RamonesスタイルでBeach Boysのカヴァーやってるだけなんですけど、クオリティ高いので単なるおふざけバンドではないです。かなり好きです。


Nerd Gets The Girl



ヨーロッパ編は終わりにしてお次はカナダのNerd Gets The Girl。素敵なバンド名ですねw元々はMutant Popからリリースしてたバンドで数年前に100枚限定で国内レーベルから再発したけどすぐ売り切れた納得のバブルガムサーフポップパンクサウンド!もし、まだ売れ残ってるとこがあったら迷わず買って下さい!


Browny Circus



日本にもPelotanが現れる前から極上なサーフポップパンクサウンドを出してたバンドがいたんですよー。それがBrowny Circus。こういうバンドまた出てこないかなあ。。


Capris


ex-Browny Circusのカオリさん率いるバンドCapris。アルバム1枚と数枚のコンピに参加してましたが、今はたぶんやってないでしょうね。。あと、PVが時代を感じさせますねw


The Hum Hums


国内サーフポップパンク若手筆頭The Hum Hums、最早人気沸騰で僕が語るまでもありませんよね。


Pelotan



最後は日本のSonic Surf CityことPelotanです(実際Youtube上でLike a Japanese Sonic Surf Cityとコメントされたりしてます)。コチラも最早説明不要ですね。Sonic Surf Cityとの共演どうなるんでしょう。想像しただけでもワクワクしますねー。
SSCとの共演、サイコーでした!


いろいろなバンド書きましたがきりがないのでこの辺で終わりにします。他にもAirbag、Fast Food、The Queers、Beatnik Termitesなどサーフっぽい曲やってるバンドはあるんですけど、 サーフポップパンクバンドとは言い難いので省きました。てか、これだけ書いたけど全部読んで全部試聴する人はいるのでしょうか?いないでしょうねw


20170716追記
3年前に書いた上記記事、今まで書いてきた中で一番アクセスされてまして、ほぼ1年中アクセスいただいているみたいです。ありがとうございます(検索で引っかかりやすいだけっていう説w)

で、いろいろ書き足したり、修正したいなあと常々思っていたので、もう少し書いてみたいと思いました。今年またSonic Surf Cityが新譜リリース&来日しますしね。

全部キッチリ読んで試聴される方は居ないでしょうけど、お付き合いください。

The Queers


3年前何故The Queersをスルーしてたのか思い出せない。。Ramones meets Beach Boysと言えばこのバンド。中でも6thアルバムDon't Back Downはポップパンクの教科書です。元々はLookout! Recordsリリースでしたが、現在はAsian Man Recordsから再発されています。何度も来日しています(今年の来日観に行けなかった。。)


Beatnik Termites


コレも何故か前回スルーしてた。。バブルガムポップパンクの最高峰!!コーラスのハーモニーが最高!あと、個人的にこのバンドのギターの音大好き。このバンドのこの感じ、マネしたくてできないと思う。ある種、バブルガムポップパンクの理想形とも言えます。


The Manges


The Mangesもサーフ要素ある曲ありますね。あと、このバンドはカヴァーセンスがずば抜けてる。ココ数年の音源ちゃんとチェックしてなかったけど、やっぱりすごい。。もう買えない音源もあるのでいつか編集盤出ないかなあ。


Fast Food


サーフ要素で言えば、3rd以降のFast Foodもサーフポップパンクと呼べますね。長い間活動していましたが、今年解散してしまったようです。。


Randells


Sonic Surf CityやPsychotic Youthを輩出したスウェーデンから登場のバブルガムポップパンク。アメリカへの憧れが強いようで、曲名はだいたいアメリカかサーフって付いてるというwあと、何故かイギリスのことは超嫌いらしいです。


Parasite Diet


期待のパワーポップパンクバンド。2ndはサーフ要素高くてこのバンドもコーラスワークが素晴らしい(メンバー全員歌えるっぽい?)。ポップパンクファン・パワーポップファンどちらにも受けそう。新譜も楽しみです。


Silver Sun


UKサーフパワーポップの金字塔。来日もしてますし、国内盤も出てますのでそこそこ有名?ブックオフでよく見かけます。20年以上のキャリアでまだ活動してるみたいです。


Second Saturday


コチラはUSサーフパワーポップ代表と呼ぶべきでしょうか。国内盤も出ており今でも大手のレコード店で容易に入手可能です。フロントマンの方はソロ活動している様子ですが、Second Saturdayとしてのバンド活動はしていないみたいです。。


Regal Beagle


The Queersタイプのサーフポップパンク。プロデュースもThe QueersのJoeでした。アルバム1枚とスプリットシングル1枚出してその後消息不明。。アルバムをリリースしてたRally Recordsのバンドが好きでした。


I Was A Teenage Alien


フランス産バブルガムポップパンク。夏のビーチのまぶしい日差しのあの感じがもう音に表れまくりですね。パワーポップなキラキラ要素もあるし、もうホントとりあえず聴いてみてよ!って感じです。



The Woodcocks


PelotanとThe Hum HumsとTHE END OF THE SUNSのドラマーさん達で組んだバンドらしいです。各々のバンドのいいとこが出ているポップパンク。1stデモCDRと海外のコンピに参加した音源が出ています。


ひさびさにマジメに書きました。古い記事の加筆修正だけじゃなく、新しい記事も書いていければと思います。。あと、国内バンドのこと疎いのでいいバンド教えてください。

しかし、Psychotic YouthとSonic Surf CityとTravoltasが2017年にニューアルバムを出すなんて。。10年前の自分に教えてあげても信じてもらえないと思います。ホントすごいことですよね。





しばらく日が開いてましたが、いろいろ忙しくなって更新が滞っていました。あまり書きたいネタが無いってのもあるんですけどね。。


で、いつでもいいから書こうと思ってたネタなんですが、またRamonesのカヴァーアルバムについて書きます。今回はBeatnik TermitesによるRamonesの81年発表のPleasant Dreamsのカヴァーアルバム。


1997年にアナログはClearview RecordsとColdfront Recordsの共同リリース、CDはInsubordination Recordsからリリース。アナログは全部で2000プレスでその内の300プレスがwhite vinylで、あとシルクスクリーンジャケでmarble wax仕様なツアーエディションが300プレスだとか。。CDの方が入手しやすいかと思います。


この作品なんですけど、一連のカヴァーアルバムシリーズの中の最高傑作と言っていいです!バブルガムポップパンクなBeatnik TermitesとPleasant Dreamsというアルバムの相性がバッチリなんですよね。この組み合わせ以外考えられないです。


Pleasant Dreamsってたぶん、世間的な評価は低めかと思うんですけど、パンク路線からやや距離を置きつつも、すごいポップで聴きやすくてぼくは好きです。次作のSubterranean JungleまでがRamonesの初期と言われていたりしますが、ポップでバブルガムサウンドなRamonesを堪能出来るのがこの辺りまでだと思ってます。


評価低めなPleasant Dreamsですが、パワーポップファンには割と受けが良くてパワーポップのディスクガイド本にもこのアルバムが掲載されてたりしています。なので、パワーポップファンもぜひ聴いてみてください。全パワーポップパンクファン必聴です。


Beatnik Termitesについては全音源ハズレないのでこのカヴァーアルバムも安心して聴けます。



前回に引き続き、今度は2004年、No Tomorrow RecordsからリリースされたSonic Surf Cityの(最初の解散前の)後期音源集CD。1st、2nd、初期音源集の3作がリイシューされた現在、最も入手困難なのがこのCDなのかと思います。相場的には3000~5000円くらいでしょうかね、レコ屋店員時代にそれくらいの値段が付いていたのを今でもハッキリ覚えてます。でも、オークションをよく見てれば結構出てきますし、運が良ければ安く入手出来るかもしれませんね。


このCDの最大の魅力はこの曲!
(でも、リイシューされた2ndのボーナストラックに収録されてますね。。)

Sonic Surf Cityの1st、2nd、初期音源集の3作がリイシューされましたが、当ブログで触れなくても誰かしらが書くでしょうから、今回はほとんどの人が興味ないであろうことを書いていきます。

当ブログの基本が「あー、こんな音源もあったなー」的なモノを取り上げることを主な目的としているのと、ほとんどは自分用の記録として書いてることが多いので、まあたまには新譜についても書きますけど、基本的には今後も過去の名盤・珍盤を取り上げていくことになるでしょう。それらの記事がこれからこういう音楽を聴き始める人達の役に立てれば幸いですし、データベース的な役割を果たせればなあなんて思って書いてます。

前置きが長くなりましたが、Sonic Surf Cityのこの音源は2000年にNo Tomorrow Recordsからリリースされたんですが、マニアやコレクター以外の人は買う必要がありません。何故なら初期音源集であるTune In Turn On Wipe Outとほぼ同内容、てか、3曲少ないだけなので。。どうやらコレ、Tune In Turn On Wipe Outが廃盤だった時期に出たモノらしいんですが、Little HondaSurf City等のカヴァー曲が版権の問題か何かでカットされたっぽいですね。。


1993年リリース、フィンランドのCruz PunkバンドBack To Normalの2枚組7''。Descendentsのカヴァーを含む11曲入り。Back To Normalの最高傑作。アルバムMoney & Healthよりはるかに良いです。

こんな音源までYouTubeにあがってる。

 


もし「Ramonesのフェイバリットアルバムって何?」って質問されたら自分は初期の3枚のアルバムで悩むと思うんですが、個人的には2ndのLeave Home。。うーむ、その時の気分にもよるかな。。


てことで今回はそのRamonesの2ndアルバムLeave Homeのカヴァーアルバムについて書きます。この超名盤アルバムをカヴァーしたのはアメリカのポップパンクバンドThe Vindictivesでした。


このカヴァーアルバム、一般受けはしないかも。ある意味玄人向けのThe Vindictivesがやりたい放題やってるこのアルバムで僕は大好きです。普通にカヴァー(コピー)するよりこんな感じに遊んじゃってる方が全然良いです。一連のカヴァーアルバムシリーズで一番原曲をアレンジしまくってる作品w


ジャケは2種類存在していて、上の画像は1994年にSelfless Rcords(後のClearview Records)からアナログオンリーでリリース。1700プレス中300枚はWhite Vinyl。自分のは真っ黒レコードでした。。下の画像は1998年にLiberation Recordsからリイシューされたもので、アナログ・CD両方存在します。同内容でもファンなら両方揃えたいですよね。




某ショップに入荷して即ソールドアウトになったというスペインのサーフポップパンクバンドPornosurfの1stアルバム、2010年リリース12曲入り。ホント、スペインはポップパンクの宝庫でまだ見ぬバンドがどんどん出てきますね。このバンドも全くノーマークでした。。本国ではThe QueersやSonic Surf Cityとの共演や、The Beach Boysの前座までやってるとか!普通にすげー!

画像でググるといろいろフライヤー出てくる出てくる



サウンド面はパンク度低めでどちらかというとサーフ要素の方が高いですね。母国語・サーフ・ポップパンクのどれかのキーワードでピンときた方は迷わず買っちゃってください。某ショップに再入荷してますよ!

YouTubeで全曲試聴できます


Parasitesにしては比較的新しいシングル、、、といっても1997年リリースなので17年前ですけど。。Lookout! RecordsからリリースのHang Up 7"。3000プレス。飾りたくなるジャケですね。収録されている3曲は全て4thアルバムRat Ass Pieに収録されてるけど、It's Getting Hardだけはアルバムとはバージョン違いらしい。この後、Lookout! Recordsからアルバムリリースする話があったとかなかったとか昔どこかで読んだ記憶がありますが、実現はしませんでした。。

タイトル曲のHang UpはPunch LinesやPair期の勢いに及ばないけども、そこいらのポップパンクバンドでは到底敵わない名曲、レベルが違い過ぎる。