シーナ&ザ・ロケッツ / 真空パック


シーナ&ザ・ロケッツの1979年リリースの2ndアルバム。アルファレコード移籍後の作品でプロデュースはハリー細野こと細野晴臣。他のYMOのメンバーや松武秀樹、クリス・モズデルも楽曲提供や演奏でほとんどの曲に参加している。YMOとのコラボレーションアルバムみたいなモノなのかなコレは。

あと、このジャケットなんですが、発売当時子供がマネして危ないという理由から発禁となり、別のジャケットに差し替えになったそうです。(こういう話大好き!)

シーナ&ザ・ロケッツは名前こそ知れど、ちゃんと音源買って聴くのはこのアルバムが初めてなんですけど、ココまでテクノポップなアルバムだとは思いも知れず驚きましたが、やっぱりYMOのメンバーが深く関わっているから納得なサウンド。

YMOのライヴ盤でRADIO JUNKて曲を演奏してるのが数枚あるんですけど、それがシーナ&ザ・ロケッツのカヴァーであることは前々から知っていたんですが、それのオリジナルが収録されているアルバムが本作ってことでだけで買いましたw(因みにRADIO JUNKはクリス・モスデルと高橋幸宏が作った曲なのでカヴァーと呼んでいいのか微妙。。)

テクノポップにアレンジされたバットマンのテーマから始まるこのアルバム、確かにテクノポップ色が強いけど、ところどころでロックなアレンジが強く出ている曲もあってキンクスのカヴァーで聴ける鮎川誠のギターが特にカッコイイ!他にもジェームス・ブラウンのI GOT YOU,I FEEL GOODなんかもカヴァーしているが、英語の歌詞が似合うバンドだなあという印象が強いです。逆にオマエガホシイとか昔の邦楽特有の海外の曲を日本語詞にしたカヴァー(イギー・ポップのI Feel Alright) は聴いていてちょっと恥ずかしくなるw

オリジナル曲では鮎川誠がメインヴォーカルをとるSTIFF LIPSがカッコイイ!やっぱり英詞が似合うよこのバンド!そしてRADIO JUNKね、YMOバージョンも好きだけど、 シーナ&ザ・ロケッツバージョンも良いです。やっぱり僕は高橋幸宏が作った曲が好きなのかもなあ。

あ!もちろん細野さん作曲のこのアルバムの代表曲でもあるYOU MAY DREAMとかも良いんですけどね。他のとこで良く取り上げられていそうなので、敢えて僕はあまり注目されていない曲をピックアップしてみました。

シーナ&ザ・ロケッツは他のアルバムも聴いてみたいなあ。アナログで見つけ次第回収していきたいです。