SKYFISHERの2ndアルバム、MODE-Iは2000年に自主レーベルであるLabsick Recordsよりリリースの13曲入り。現在は廃盤。SKYFISHERの音源で一番入手するのに時間を要したアルバムです。プレミアはついていないけど、なかなか見つからなくて苦労したことを思い出します。。偶然渋谷のレコファンで見つけた時は歓喜しました。探してる音源がなかなか見つからない時は大体いつも渋谷のレコファンに行くと置いてあったりします僕の場合。
この2ndアルバムはインターネットや携帯電話(i-モード)の普及により言語によるコミュニケーションの重要度が薄れ、文書によるコミュニケーションが容易になったことへのアンチテーゼであり、電話でさえも会話が必要なくなった状況にバンドとしてのメッセージ力を信じ「僕の声が聞こえるかい?」と投げかけたコンセプトアルバムとなっており13曲入りだが曲と曲の間にSEやインスト曲が挟まれて収録されており歌モノ曲は実質8曲。(もちろんほぼコピペですよ)
前作よりも変拍子、ギミック、インプロビゼーション、エフェクト効果が多用され、曲のスピードや加速度も増し暴走気味でハードな内容となっています(むしろ好都合!)。前作よりポップ度は低めですが、2人の女性メンバーをフューチャーした同時期に活動していた千葉レーダのカヴァーはこのアルバム最大のキラーチューンであると言えます。原曲は歌モノ歌謡テクノポップで化粧品のCMで流れてそうな名曲です。SKYFISHERによるカヴァーバージョンの方がヤバいですけどね。