前回、割と長文の記事を書いて満足してしまってたのか、更新するの忘れてました。。
年末ですねえ。ぼくは10月~2月くらいが過ごしやすくて好きです。年中花粉症でこの時期が一番安定するので。。
というわけで今回はPsychotic YouthとTommy And The RocketsによるScandinavian Flavorという全曲カヴァー曲のキラースプリット!!!コレは割と早めに情報知っていたけど、レーベルがアレなせいでなかなか入荷されなかったとか。。そのリリース元がスペインのSnap Recordsで、フォーマットはLP/CD両方あるけど、CDの方が2曲多いです(全14曲)。2021年リリース。bandcampが各バンドごとでしか存在しないので分けて書きます。
まずは嬉しいことに最近リリースラッシュなスウェーデンのベテランパワーポップパンクPsychotic Youthから。
M1はボストン70'sパンクNervous Eatersのカヴァー、この辺の年代の先人達のカヴァーはPsychotic Youthの十八番と言ってもいいですよね。純粋にカヴァーされてるけど見事にPsychotic Youthがモノにしてる。
M2はパンクをかじってる人には説明不要なMisfitsカヴァー!ヨルゲン先生のヴォーカルはダンジグにも劣ってなくてパワフル!ダンジグもヨルゲンも色っぽいというか艶っぽいヴォーカリストで、なんとなくだけどエルヴィス・プレスリーとか好きそうなイメージ(ダンジグはプレスリーのカヴァー集出してるし、ヨルゲンはPsychotic Youthとは別にロカビリーバンドをやってたりします)
M3は80年代のガレージバンドなのかな?この手のガレージテイストな曲もPsychotic Youthが得意としてるところですよね。元々Psychotic Youthはガレージ色が強いバンドだったし。
M4はBo Diddleyの曲なのかあ。オールディーズカヴァーもこなせるのはPsychotic Youthのような年代の人達ならではなのかなあと思います。子供の頃に聴いてたとか、親が聴いてたとか、勝手なイメージですけど。。The Yum Yumsとかも昔の曲を上手くカヴァーするもんね。
M5はStiv Batorsのカヴァーだけど、改めて聴くと声質似てるなあ。今回聴き比べて初めて思った。カヴァーというかコピーに近い完成度。
M6はNew Musikのカヴァーだけど、この曲は96年のSurf TrioとのスプリットCDにも収録されていて、その時のものを再収録か録り直しかは情報なくて不明です(ヨルゲン先生は若い頃から声が衰えてないから判別できない。。)New Musikは短命だったけど他にも良い曲あってPsychotic Youthきっかけで聴くようになったりしました。
M7はインスト曲でワイルド・エンジェルという暴走族映画のサントラ曲みたいです。ヨルゲン先生元ヤンぽいもんなあw
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続いてTommy And The Rocketsの元ネタ行きます。
M1がD.L. Byronというシンガーソングライターのカヴァーなのですが、この人や曲の存在すら知りませんでした。。めちゃくちゃカッコイイ!!この作品のベストトラックです!!!70'sパンク・パワーポップ好きな人で嫌いな人居ないでしょこの曲!このカヴァーきっかけですぐD.L. Byronのレコード手に入れましたw
M2はパワーポップ好きなら避けては通れない曲、Pointed SticksのOut Of Luckカヴァー!今までいろんなバンドがカヴァーしてきましたが、Tommy And The Rocketsバージョンもとてもハマっていて文句なしにカッコイイです!
M3はNick Lowe先生のカヴァー。忠実にカヴァーされてるけど、原曲知らなかったらTommy And The Rocketsの曲だと誤認識しそうなくらいモノにしてるのがすごい。
M4はThe Jagsの1stシングル曲、The Jagsて地味な存在だけど割と良い曲あるイメージです。余談ですが、この曲は
Travis Cut もカヴァーしてましたよね。The Jagsはイギリスではポピュラーな存在だったのかなあ。
M5はKim Wildeの2ndシングル曲、このカヴァーもこの作品の中で特に好きなカヴァーです。ニューウェイヴ・シンセポップ・パワーポップの融合が見事!このカヴァーきっかけでKim Wildeのレコードも買いましたw
M6はChris Montezというシンガーソングライターのカヴァーですけど、原曲をココまでカッコよくアレンジ出来るTommy And The Rocketsの技量を感じる一曲。
最後はBilly Brownというロカビリーの人のカヴァー、コチラもTommy And The Rockets
風アレンジが見事でポテンシャルの高さを思い知らされるのでした。。
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やっぱりこういうカヴァー作品は知らない原曲を辿ったりすることが楽しいですね。知ってる曲がカヴァーされてることも勿論いいんですけど、まだ知らない曲を掘る楽しみというのはやめられないものです。