Turncoat / .I.R.I.S


Minority Blues Band、What-A-Nights、Leeway、Thirsty Chordsなどの良質なメロディックパンクバンドを輩出し続けている四国。その四国からDriftageやFlagmentsだったメンバーを母体に2010年に結成された男女混声メロディックパンクバンド、Turncoatの6曲入りCDEP。元々はカセットテープでのリリースだったのが即ソールドアウトとなり、こんな傑作をこのまま廃盤にしてしまうのはいけないということでWaterslide Recordsとmostffの共同リリースという形でリリースされたCD盤、2015年作。

これまで2枚のアルバムをリリースしていてTurncoat自体の存在は知っていたのですが、正直他の四国のバンドと比べるとやや物足りないというのが率直な感想でした。本来なら男女混声メロディックは大好物なんですけど、イマイチピンと来なかったんですよね。2ndからは今作への片鱗をのぞかせる感じもあり女性ヴォーカルパートも増えてきて期待はしていたのですが。。

しかし!今作はこれまでとは次元が違う!!カセットテープリリースでも即ソールドアウトするのも納得!CD盤で再リリースされたのも納得!今作は単なるメロディックパンクという言葉だけでは表現できる作品ではなく、エモ・インディーロック~オルタナファンにまで聴いてほしい超傑作となっております。多大なる影響を受けたであろうと思われるJawbreakerのカヴァー(bandcampでは聴けない)もハマってるし、言うことなし!ガールズパンクファンも必聴!