2012年にリリースされたThe MangesのAndreaプロデュースの2ndアルバム(大傑作!)で大化けしたイタリアの男女混声ポップパンクバンドTeenage Bubblegumsとフランスのラフメロディックバンド​MaladroitによるValentin​e's Day Split 7"。2014年作。Monster Zero(オランダ)、Guerilla Asso(フランス)、Waterslide(日本)、Slow Death(フランス)の4レーベル共同リリース。国内流通は80枚。すぐ無くなっちゃうかと思いきやこの記事を書いてる現在、まだ売ってますね。でも油断してると売り切れたりするもんですよ。レコードは一期一会ですからね。

Teenage Bubblegumsに関しては1stのショボかった頃からの大ファンですが、今作も文句なしの傑作となってます。オリジナルはIrma Thomasの曲で様々なバンド・ミュージシャンがカヴァーしている超名曲Breakawayのカヴァーとか反則ですね。

​Maladroitは今作で始めて聴いたのですが今回は相手が悪かったですねTeenage Bubblegumsの圧勝です。​Maladroitはアルバム1枚とシングルやスプリットを数枚出してるみたいです。試聴はこのページからどうぞ。

あ、気のせいかもしれないですが、このレコード、ほのかにいい香りがします。


バンドもレコードも一期一会。よくそんなことを聞いたり、自分でも言ってみたりすることがあります。同じライヴは二つと無いし、好きなバンドがいつまでも活動しているとは限らない。やっと見つけたレア盤、またの機会にしようとしたら最後、もう出会えないかもしれない。そんな意味の言葉です。

The Little Servalも観れる機会があったのに観に行かず後悔してるバンドの一つであったりします。もう消滅してしまったバンドについて書くことに意味があるのかわかりませんが、「こんな良いバンドも存在してたんだよ」ってこのバンドを知らない人に知ってもらいたくて書いてます。バンドはなくなっても音源は残ってるんだから聴いてもらいたい。ただそれだけです。

The Little Servalは鳥栖でSleep Like A Log、Sonic Elephant、Skivviesのメンバーによって結成された期間限定バンドでした。自分が知った頃にはすでに1stデモCDRが出てだいぶ経った頃でしたね。当時ヘビロテしてたSleep Like A Logがきっかけで知ったんですが、The Little Servalもハマって聴きまくったのを思い出します。個人的には日本のLemuriaって思っているくらいw

僕の拙い文章はここまでにしてバンドについての情報はココから見た方が早いですし、バンドのブログ上に動画のリンクもあるので、当ブログでは敢えて動画は貼りません。あれ?LemuriaのカヴァーしてるWhat's Upでのライヴ映像なくなってる!!!なんでー!?YouTubeも一期一会かよ。。

音源に関しては1stデモCDRと2ndCDRの2枚がありますが、さすがに1stデモを取り扱ってるとこはもうないかな。。2ndはbandcampから購入できるようになっています。どうしてもフィジカルで欲しいって方はまだどこかに残ってるかもしれないので探してみて下さい。あ、見つけた


2014年待望のリリース!徳島の日本語メロディックパンクバンドThirsty Chordsの1stアルバム。前作のI Continue I...を1stかと思ってたんですが、どうやらバンド的には今作を1stアルバムと位置付けしているようです(詳しくはコチラ)。内容的には11曲中8曲が新曲、残り3曲はInfroとのスプリット7''、IMPULSE RECORDSからの5wayスプリットCD、Eskimo Bootleg Chords名義でリリースしたCDRからの再録となってます。自分がThirsty Chordsを知ったきっかけはメンバーが期間限定で活動していたLeewayからだったんですが、その後Thirsty Chordsもすぐに音源入手して聴きまくったのを思い出します。そして、すぐに日本語詞メロディック&ドラムヴォーカルの虜になりましたね。音は激しいんですけど、歌詞の一人称が「私」だったり「ですます調」が多用されてるせいなのか、激しい曲調ながらも優しく温かい気持ちになれる曲が多い気がします。日本語詞だからと敬遠せず、メロディックパンクファンに限らず、いろんな方に聴いてもらいたい1枚です。しかし四国は魅力的なバンド多いですね。いつかライヴ観てみたいです。Leewayは奇跡的に観れたんですけどねえ。。あ、最後にアートワークとデザインはLeewayのIngrid Eliasちゃんです!



Bloated Kat Recordsから登場したオハイオはシンシナティのガールズポップパンクバンドBoysのデビュー盤。2014年作。ガールズバンドなのにBoysて。。もうちょっとバンド名を考え直した方がいいと思うんですが。。そんなBoysですが、ボーカルMeagan以外のメンバーが豪華。ベースがMixtapesのMaura、ギターがDead NorthのJohn、ドラムがKinder WoadsのZachというシンシナティオールスターズとなってます。なるほど納得のサウンド。この手の各メンバーのサイドプロジェクト的なバンドはこのまま消滅する可能性もあったりするので是非もっと作品を残していってほしいですね。。往年のDiscountを始め、現行のMixtapes、Lipstick Homicideなど全てのガールズパンクファンにオススメという無難なコメントを残して〆させていただきます。


ニューヨークはブリックリンのインディーロックバンドChumpedの捨て曲無しの6曲入りデビューEP。2013年作。Candy Heartsファンは必聴ですね。また好きなバンド増えちゃった。CD盤買い逃しちゃったし。アナログ盤出たら即完売しそう。。しかし、アメリカはこの手のインディーロック~メロディックパンク~ポップパンクバンドがどんどん湧いて出てきますね。すごいな~








Shredder Recordsから1993年リリースの2曲入り7"。2500プレスで数色のColor Vinylが存在するらしいけど自分のは普通のBlack Vinyl。。A面のLetdownは2ndアルバムPunch Lines収録のものとはバージョン違い(ほとんど同じに聴こえるがミックス違いっぽい)だがキチガイギターソロ(褒め言葉)はアルバムと同じくFastbacksの奇才カート・ブロックが担当。B面のReason For TreasonはThe Lawのカヴァー

アルバムバージョンですがLetdown

トリビュートブログシリーズ、お次はThe QueersトリビュートGod Save The Queersであります。もう惰性で書いてますwこのトリビュート盤、国内盤はINYAFACE(嫌いなんだよなあこのレーベル)から2007年に日本先行発売、海外盤はAsian Manから2008年に発売。国内盤リリース時期には確かThe Queersが来日ツアーしてたかと記憶してます。

Track List
1. Dwarves - Love Me
2. Screeching Weasel - Danny Is A Wimp
3. Teengenerate - Kicked Out of the Webelos
4. New Bomb Turks - This Place Sucks
5. Black Tie Bombers - I Don't Wanna Work
6. The Nobodys - I Like Young Girls
7. Toys That Kill - Goodbye California
8. Beer Bellies - Boobarella
9. Groucho Marxists - Burger King Queen
10. The Jolts - Rambo Rat
11. The Hard-Ons - You're Tripping
12. Disgusteens - Monster Zero
13. Cletus - Granola Head
14. Parasites - Daydreaming
15. Toothless George - Hi Mom It's Me
16. The Front - I Hate Everything
17. The Unlovables - Fuck The World (I'm Hanging Out With You Tonight)
18. Le Volume Etait Au Maximum - Teenage Gluesniffer
19. Teenage Rehab - Too Many Twinkies
20. The Steinways - I Didn't Get Invited To The Prom/Debra Jean
21. TA80 - Peppermint Girl
22. City Mouse - I Only Drink Bud
23. The Secretions - Stupid Fucking Vegan
24. Snot Rockets - Homo
25. The Femurs - I Wanna Be Happy

リリース元がしっかりしているだけあって割と有名どころなバンドが収録されてますが、このトリビュート盤でもScreeching Weasel、Teengenerate、The Nobodys、Parasites、Le Volume Etait Au Maximumなどは録り下ろしではなく、元々カヴァーしてたのを集めただけという萎える仕様になっとります。でも、個人的にはDisgusteensとThe Unlovablesが収録されているだけでも価値のある1枚だと思います。The Queers来日時に前座でDisgusteensがMonster Zeroを演奏してるとこを生で観ましたが、本家を超えちゃうんじゃないかってくらいカッコ良かったのを今でも覚えてます。Joe Queer自身も「ディスガスティーンズノホウガカッコイイネー」みたいなことを言ってましたw

お気に入りは3、12、13、14、17、18、20、21、22、25。
優勝はダントツでThe Unlovables←ココから試聴できます。

Teengenerate - Kicked Out of the Webelos

Parasites - Daydreaming

Le Volume Etait Au Maximum - Teenage Gluesniffer

The Steinways - I Didn't Get Invited To The Prom/Debra Jean

TA80 - Peppermint Girl

The Femurs - I Wanna Be Happy


先日書いたTeen Idolsトリビュートと同じく海外ブログRamone To The Boneから2012年リリースのScreeching Weaselトリビュート。こちらもダウンロードオンリーっぽいですね。以前はこの音源のbandcampが存在していたのですが、何故かそのページは消されてしまっています。なので参加バンドと収録曲を記載しておきます。

Track List
1. Rex 84 - Say No! To Authority
2. DeeCracks - This Ain't Hawaii
3. The Larroquettes - I Hate Led Zeppelin
4. Rutabaga Suicide - Ashtray
5. Rock & Roll Television - Hey Suburbia
6. The Griswalds - Slogans
7. Vatican Junkies - Cindy's on Methadone
 8. Hopewrecker - The Science of Myth
9. The Loyal Opposition - I Was a High School Psychopath
10. The Prozacs - I'm Gonna Strangle You
11. The Peabodys - Leather Jacket
12. The Zits - Talk to Me Summer
13. The Bricktops - Every Night
14. Truce of Fiction - 99
15. The Midnighters - Good Morning
16. Solanax - I Wanna Be a Homosexual
17. The Bluffingtons - Six A.M.
18. The Deegeedoils - Get off My Back
19. Connies - You Blister My Paint
20. The Hung Ups - Stupid Girl
21. Le Volume Etait Au Maximum - Your Name is Tattooed on My Heart
22. Anderson Stingrays - Pretty Girls Don't Talk To Me
23. Super White Garlic - Dummy Up
24. Lili Champ - Breaking Point
25. The Tony Cliftons - Pervert at Large
26. Brandon Harrod - Racist Society
27. Kobanes (with a cold) - Acknowledge
28. The Johnny 5 - I Wanna Fuck

目ぼしいバンドはDeeCracks、Rock & Roll Television、The Prozacs、The Peabodys、The Zits、The Hung Ups、Le Volume Etait Au Maximum、Super White Garlic、Kobanes辺りですかね。日本から参加してるSolanaxも聴きどころ。Le Volume Etait Au Maximumはアルバムに収録してる曲そのまま提供してるし、全部が録り下ろしって訳ではなさそうですね。あと、超名曲Supermarket Fantasyをカヴァーしてるバンドがいないのが不思議。普通なら取り合いになりそうなんですが。ところでRamone To The Boneって元のバンドに許可取ってこういうトリビュート盤作ってるんですかね?bandcampのページ消しちゃう辺り何か怪しいなあ。

個人的に良かったのは5、10、13、15、16、18、23、24辺り(原曲が好き)
優勝は今回もお世辞抜きでSolanax(選曲がいい)

 YouTubeで全曲聴けます。

そういえば当ブログで日本のバンドについて書くの初めてかもですね。今回は名古屋のXero Fictionの1st 7"でございます。500枚限定でレーベルソールドアウト済み!メンバーが元々やってたバンドについては名前こそ知っていても音的にはどんな感じなのかぶっちゃけわかりません。 。そんなXero Fictionですが、ガールズパンク~ポップパンク~パワーポップ~アノラックファンにまでオススメできる鍵盤入り超絶ポップサウンドなんですよコレが!!!この音源以前に限定500枚でCDRをリリースしてるんですがどこも売り切れ。。うーんそっちも聴いてみたい。。。




※3/18追記、1stCDRもbandcampから購入できるようになったようです。

有名?海外ブログRamone To The Boneから2013年リリースのTeen Idolsトリビュート30曲入り。たぶんダウンロードオンリーなのかな?自分が確認した現在はフリーダウンロードでした。今回、何故コレを取り上げたかっていうとParasitesが参加してるからってだけです。他に目ぼしいバンドはKobanes、No Picky、The Hung Ups、The Lemonaids、Kill That Girl、Parasite Dietくらいですかね。あと、日本からあの方のバンドThe Downheartsも参加しとります。他は聞いたこともないようなバンドばかりでしたし内容も全体的にショボい(良い意味のショボいもあるが)というかTeen Idolsの素晴らしい原曲に迫るようなカヴァーはあまりない印象。しかし、純粋にカヴァーしてるバンドもあれば、Chiptuneカヴァーなんかもあって特に後半のカヴァーはなかなか面白いです。

個人的に良かったのは3、6、8、11、13、20、24辺り。
優勝はお世辞抜きでThe Downhearts。



ダイジェストはコチラ

1997年、American Pop Project RecordsからDave Parasite名義でリリースされたParasitesのDaveの自宅録音による2枚組7"デモトラック集。1500プレス中、1000枚の1枚目(Side A/B)がClear Red Vinyl、2枚目(Sides C/D)がClear Green Vinylでナンバリング入り。残り500枚がBlack Vinylでナンバリング無し。自分のはClear Vinylだけど、ある意味Black Vinylの方がレアなんじゃないのコレ。。

Track List
1. Letdown
 2. Breakage 
3. I Don't Wanna Go Out With You  
4. You're Gonna Be Mine 
 5. When I'm Here With You 
6. What Do I Get?   

デモ音源だけあって、音質はあまり良くないが曲の完成度は高い。Letdown、I Don't Wanna Go Out With You、You're Gonna Be Mine、When I'm Here With Youに関してはParasitesの中でもお馴染みの曲であり、アルバムを持っていれば正式バージョンを聴くことは容易にできます。そして、Breakage、この曲の正式バージョンはこのデモトラック集発売から12年後の2009年発売のアルバム、Solitaryにてようやく陽の目を見れたのでした。Solitaryが出た当時、Breakageが収録されていてビックリしたのをこの記事を書きながら思い出しました。。最後のWhat Do I Get?に関しては曲名見れば説明不要。この音源でしか聴けないBuzzcocksのカヴァーなのであります。

 Breakage (Demo)

Breakage (Solitary Version)





好リリースを連発してる新興ポップパンクレーベル、Eccentric Pop Recordsからの4​-​Way Split 7"。
2013年リリース。1000プレス(200Yellow Vinyl、800Black Vinyl)。Solitary以来?久しぶりの新曲収録のParasites(最高!)目当てで買ったんですが、のちにDave ParasiteプロデュースでアルバムリリースされるBracefaceも中々侮れない存在。今後要注目バンド。The Outrights(Eccentric Pop RecordsオーナーのTravis在籍)はガレージロックンロールだが自分好みな感じの音ではなかったです。そして、最後のJetty Boysはさすがの安定感。すっかり中堅ポップパンクバンドとして定着してますね。余談ではありますが、Parasites名義で 7"音源がリリースされるのって1997年のLookout! RecordsからリリースされたHang Up 7"以来16年ぶりなんですね。新作はよ!
 
The VindictivesのレーベルV.M.L.RecordsのV.M.L.Live Series。このレーベルから様々なバンドがリリースされていますが、ParasitesのV.M.Live Presents 7"は2種類あります(ジャケがそっくりなので間違って同じの2枚買わないように注意)。


まず一つ目はV.M.Live Presents The Parasites 12/3/94。Homewoodでのライヴ音源。1995年リリース。1500プレス。

Track List
1. Good Grief 
2. I Don't Wanna Go Out With You
3. Waiting Game 
4. Never Giving Up On You 
 5. When I'm Here With You


  続いてV.M.Live Presents The Parasites 5/3/96。こちらはChicagoでのライヴ音源。1997年リリース。プレス数不明。 
Track List
1. Burnt Toast
2. Refuge
3. Crazy
4. Fool For You

このV.M.L.Live Seriesの魅力は何といってもParasitesの名曲が倍速バージョンで聴けるってことに尽きます。特にV.M.Live Presents The Parasites 5/3/96の内容がたまらないです!このV.M.Live Presents The Parasites 5/3/96に関してはコンピレーションCDにも収録されてますのでCD派の方はCDで探してみてもいいかと思います。

Parasitesは他にもNyquil-Fueled Rock Armada (Live At Wfmu)というライヴLPを出してますが、音質がイマイチなのでパラマニア以外の方にはとてもオススメできるものではありませんね。