90年代では希少種であった大阪のラモーンパンクバンド、Rabiesの4曲入り7"。1997年、SKIPPYからリリース。このバンドはこの音源以外に先日書いたTeenage Boneheadsとのスプリットフレキシをリリースしているんですが、それ以外に音源が存在するのかは不明。。当時の何かのフライヤーに当時まだ1st7"しかリリースしていなかったDiSGUSTEENSとのスプリットEPを出す予定って書かれてたのを今でもハッキリと覚えてるんですが、実現しませんでした。。

このRabiesに関しては全く情報無くて、活動時期も不明。。サンクスリストを見る限りではRockachords、Prospector、Bug Sneakers、Piggiesなどが記載されてます。

90年代に日本でラモーンパンクやってたバンドって限られてたと思うんですけど、その中でも最高峰のバンドじゃないかなあって思ってます。日本のScreeching Weaselって言っても過言じゃないよコレ!時代が時代だったら凄い人気バンドになってたんじゃないかなあ。プレミアとかついてないと思うのでレコ屋で見かけたら迷わず救出して下さい。




2014年リリースのきのこ帝国の2ndアルバム、フェイクワールドワンダーランド。UK.PROJECTからCDのみでのリリース。コレこそアナログで欲しい1枚だと思うけどなあ。

5000枚限定でリリースした先行ワンコインシングル「東京」で知った派と前から知ってる派で意見分かれそうなこのアルバム。「東京」自体凄い名曲なんだけど、前作までの根暗シューゲイズ路線じゃなくなったことで否定気味のレヴューもチラホラ見かけます。でも僕はどっちも好きですね。しいて言うならばもうちょっとシューゲ・ドリームポップ感がある曲欲しいかなくらいですかね。でもアコギ1本で歌う曲も素敵なんだよなあ。去年聴いてたら間違いなくベストディスクに選んでたかもしんない。

今年4月にはシングル「桜が咲く前に」でメジャーデビューしたし今よりもどんどん売れて人気バンドになっていくんでしょうけど、僕はこれからもきのこ帝国の楽曲を聴いていきたい。ギターヴォーカル佐藤さんの作る曲・歌う歌を聴いていきたい。ただただそう思うのでした。

しつこいけど、シングル「東京」だけでもアナログリリースすればいいのになあ。。



最後に関係ないけど、二十歳の頃、UK.PROJECT入りたくて応募したけど書類選考で落ちたことを思い出しましたw

以前、「3大個人的にフルアルバムが待ち遠しいガールズインディーロックバンド」として、Kate's Party、Muncie Girls、Adventuresの名前を挙げていたんですが、ようやくAdventuresの待ちに待ったフルアルバムがリリースされました。Tigers Jawなどのリリースでお馴染みのRun For Cover Recordsから2015年2月リリース。CD/LP有り。

これまで単独7"を2枚とスプリット7"を2枚リリースとじらしにじらされまくった結果生まれたこのアルバムたまらないです!今までの音源はエモさ重視で聴く人を限定する感じに聴こえたんですけど、今作はエモさに加え親しみやすいメロディーが追加されて全エモ/インディーロックファンに大推薦な1枚となってます!Chumpedもアルバムでいい方向に化けたけど、Adventuresも化けたなあ。正直ここまでのモノを出してくると思わなかったですよ!エモ/インディーロックファンに限らずオルタナファンもイッちゃってください!



ちなみになんですけど、このAdventuresってバンド、アメリカのハードコアバンドCode Orangeのメンバー3人が始めたバンドなんですけど、サイドプロジェクトでこのクオリティ、、、アメリカハンパないなあ。。

2010年にBUN(ex-Lovemen、ex-Longball To No-One)、KAWA(ex-International Jet Set、ex-Longball To No-One)、NATO(ex-Life Indicator、ex-60' Whales、Cradle To Grave)というその筋の人達にはたまらないメンツで結成され、主に東京 A.K.A. 東狂の鶯谷WHAT'S UPを拠点に活動するバンド、MiDDLEの7曲入り1stアルバム。2015年4月、四国のIMPULSE RECORDSからリリース!

これまで発売済みの音源はChippendaleとのスプリット7"、Threadyarnとのスプリット7"、福島ベネフィットオムニバスWhat A Hell Fukushima、Waterslide RecordsのオムニバスにIMPULSE RECORDからの5wayスプリットCD(まだ買ってなかった。。)と、これまで単独音源が無かったので待ちに待った単独音源です!!!(ここ数年、MiDDLEの単独音源出るのをモチベーションに生きてきたもんマジで)

それでこのMiDDLEというバンド、言葉で表すには難しいんですが。。何というかジャンル分けに困るというか、まあジャンルなんて重要じゃなくて、あくまでも聴いた人それぞれの感覚で感じたものが答えなんですけど、ココでは僕なりの言葉で書いてみたいと思いますが、他の方々と似たような表現になるかもしれません。それがやっぱりこのバンド特有のモノなんでしょう。

MiDDLEは東京に住んでた最後の頃に数回ライヴ観ているんですけど、やっぱり第一印象は轟音バンド。ハードコアなんだけど、普通のハードコアじゃないジャンクなハードコア、カオティックな印象も受けます(この辺の表現が文章で上手く出来たらなあ。。)、しかもこの音を日本語詞でやってるってのも凄いセンスが光ってます。観る側、聴く側は各楽器から出る音の塊を喰らってる感じの錯覚を受けます(正にこの感覚をタイトル通り尖った音と呼ぶべきなのかも)、また、3人の荒々しく絡み合うヴォーカルによって一気に引き寄せられる魅力があります。

初めて聴く人はLovemenの頃のブンさんを期待しちゃダメです。同じ人がやっていてもコレは完全に別バンドですから。とにかく漢って感じ、凄く漢くさい(褒めてますw)。1曲目のBETの最初ベース音からぞくぞくしますよ!最後のSolid crossingはChippendaleとのスプリット7"からの再録ですが、個人的にこの曲が一番好き、ライヴ観た時の時間が蘇ります。オーディオの設定等で重低音効かせて聴くとまた良いかもですね。またライヴ観たいなー!