平凡なパンクブログじゃつまらないのと、ネタ不足なのもありまして、いつもと違うテイストな音楽も紹介していこうかと思いました。以前、きのこ帝国やBlackbird Blackbirdのことも書いたりしてたしパンクにこだわってるわけでもないので好きなものはなんでも書いていきたいと思います。

で、今回は高橋ユキヒロ名義では2ndとなる1980年リリースのアルバム、音楽殺人であります。YMOは大好きですけど全然後追い世代で、パンクロックに出会う前の中学生の頃から今現在でもとても好きなグループです。でも、YMOのメンバーのソロや他の活動にはあまり興味がなくてはっぴいえんどと坂本龍一のソロくらいはちょっとかじった程度だったので、いろいろ掘り下げて聴いてみようかなあと。それで聴いてみた中で特に良かったのがこの高橋ユキヒロの2ndアルバム、音楽殺人なのでした。

一言で言うとめっちゃニューウェイブ!なんでもっと早くコレを聴かなかったんだ。。YMOとしてバリバリ活動してた時期にこんな作品作れるなんて天才過ぎる! テクノポップありスカありロックでもある、クールでオシャレなポップスの元祖かもねコレ。坂本龍一、細野晴臣も1曲ずつ曲提供してるのでYMOファンにもオススメ!って今更自分が言うのもアレですけど超絶名盤!これぞニューウェイヴ!!!ジャケもいい感じ!さすがYMOのオシャレ担当!






前作の7インチが素晴らしかったXero Fiction待望の新譜は10インチでのリリース!今回も自主リリースで500プレス。コレ、速攻売り切れてしまったみたいで入荷したどこの店もすぐにソールドアウトになったそうですね。フィジカルリリースしても音楽が売れない時代にレコード音源が売り切れるってすごいことだと思いませんか?僕はすごいことだと思います。こんなに勢いよくレコードが売れるバンド今他に思いつかないもんね。ホントすごいわ!500枚っていうプレス数も今回は足りなかったけど、ちょうどいい感じの枚数だったと思います。手に入れられなかった人は縁が無かったかチェック不足ってことで(自分は予約していたので入手できました)。。レコードは一期一会、出会った時に買わないとなのでね。再プレスする気は無いと聞いてますし。。あ、今作はbandcampとかで配信しないのかな?

さて、5曲入りの今作も前作の7インチに劣らず素晴らしいの一言で終わっちゃいそうなくらい良いです。この良いっていう意味は曲だけじゃなくアートワーク、フォーマットなど全て含めての良いです。全てバンド側で作ってる分、相当な苦労もあったでしょうけど、そういうとこも想像出来るくらい良く出来てるので正座してレコード聴かせてもらってますw


曲単位で語らせてもらうと、1曲目のEvery Day New Dayは正にスタートを切るに相応しい爽快なパンクロックナンバーでライヴでも盛り上がりそうですね。2曲目は現在来日中でもあるNikki & The Corvettesのカヴァーで「おおお、そう来たかあ、でもバッチリハマってる」ってなるし、3曲目のIn A Basketはウニョウニョ鳴るシンセの音がシンセ好きの自分にはたまらないちょっぴりニューウェイブなナンバーで鍵盤がフィーチャーされる曲こそ、このバンドの醍醐味でもあるし「うおお!やべえ!」ってなります。4曲目のRainy Dayはこれまでの音源にはなかったしっとり聴かせる長めの曲でXero Fictionの新たなる一面を見たって感じでコレがまた良いんです(褒めすぎ?w)。5曲目のTell Meもゆっくり長めに聴かせるタイプの曲だけど、聴いてて全然苦にならないずっと聴いてたくなるような曲ですね。興奮気味で気持ち悪い文章になっちゃいましたが、ホント素晴らしいレコードです。次回作はどうなるんでしょうね?このまま変わらずな感じ(アナログリリース)だと個人的には最高だと思います。次は12インチかな?なんてねw

ex-Radio Shanghai、The Prambath等のメンバーによる大阪のパンク・パワーポップバンドの7"としては1stシングル、2曲入り。M.O.T.OのレーベルSecret Mission Recordsからの2014年リリース。500プレス。

A面のTomorrow Dancingはまさかの日本語詞でキャッチーなパンクロックを聴かせてくれます!B面のDanger! Danger!はシンセを導入していてRadio Shanghaiを思わせる80年代ニューウェイブよろしくなパンク/ニューウェイブナンバーでたまらないです!ライヴ観たい!!!





Parasite Dietは昔bandcampパトロールしてる時に1stアルバムを見つけて気に入ってたんですが(後に日本のレーベルからリリースされました)、この2ndアルバムは今ノリにのってるEccentric Pop Recordsからリリースですかー。すごいなー。アナログオンリーで300プレス(pink vinyl)だそうで買い逃し厳禁ですな。

内容もParasitesに少しサーフ要素を加えたバブルガムポップパンクで言うこと無し。Tracy Ullmanがカヴァーしたことで有名になったIrma ThomasのBreakawayとJossie Cottonの名曲、He Could Be The Oneのカヴァーが入っていて女性ヴォーカル曲なんですが、コレ歌ってるのThe UnlovablesのHallieだよね!このカヴァーはずりーな!反則!てかThe Unlovablesってまだ活動してるのかな?

因みに1stアルバムはbandcamp上でname your priceですぞ~(気に入ったら買ってね)

SnuffのDuncan RedmondsのソロプロジェクトDuncan's Divasの2013年のジャパンツアー時に会場で販売されていたCD。全部で何枚プレスされたのか不明ですが、店頭販売分は200枚らしいです。現在も普通に買えます。SnuffのDuncanのソロプロジェクトに関しては賛否両論あると思いますが、僕は割と好きでCDもレンタル屋に置いてるのでレンタルしてきて聴いたりしてます。まあ買うほど好きではないというのが本音ですがwさて、僕はこの時のツアーは観に行ってないのですが、会場限定音源と言う訳で当然レンタルしてる訳ないのでコレは買いました。でも、洋楽のスタンダードナンバーのカヴァー集らしいんですが、知らない曲ばかり。。ってことで誰の役にも立たないとは思いますが調べ物大好きな血が騒いだので調べてみました。

Track List
1. Jessie J / Price Tag
2. Lindisfarne / Meet me on the Corner
3. Lady Gaga / Paparazzi
4. Neil Young / Heart of Gold
5. Mr. Vegas / Rise
6.  アーティスト名不明(フランスのTVドラマの主題歌らしい) / The Flashing Blade
7. The Noisettes / Never Forget You
8. Tom Petty And The Heartbreakers / Refugee
9. Lily Allen / The Fear
10. Dire Straits / Romeo and Juliet
11. Little Boots / Remedy
12. Rod Stewart / The Killing of Georgie

知ってる曲ねえよ。。

イタリアのポップパンクバンド、Kill That Girlの3rd?4th?フルアルバム。Infested Records(※リンク先開くと音が出ますので注意)から2014年リリースの10曲入り。 イタリアと言えば個人的にはヨーロッパではスペインに次ぐポップパンク大国だと思ってるんですけど、Kill That Girlは数多く存在するユーロポップパンクバンドの中でも特に良いとは思っていませんでした。でも、前作?(持ってない。。)から女性ベースヴォーカルのメンバーが入ったことによって化けましたね。同じくイタリアのTeenage Bubblegumsには遠く及ばないものの女性コーラスが入ったことによって今までより注目され、評価もされるんじゃないですかね。少なくとも僕の中での評価は上がりました。今作の2曲目のLast SummerとかTeen Idolsを彷彿させます!けど後半失速気味でもっと疾走感出てるといいのになあ。。あと、プロコピー仕様だけどCDRリリースってのが残念ですね。ジャケ、アートワークも安っぽくてせっかく内容良いのにもったいないなあ。。


Blog書いてる自分が言うのもアレなんですけど、普段、人のBlogってほとんど読まないんですが、最近更新されてないけど唯一読んでるBlogがありまして、それが『うんいち ~運命の一枚をさがせ~』なんです。内容は普段全く音楽を聴かないアラサー女子が彼氏のCD棚からチョイスした一枚を聴き感想を書くっていうシンプルな内容なんですけど、コレが面白い!

世間一般的に名盤とされてるものでも気に入らなければ評価しない(思ったことを書く)姿勢は読んでいて痛快で面白いし、たまに適当に書いたことが当たってたり(ジョージ・ハリスンのソロを聴いてビートルズみたいだとかw)とか読んでいて飽きません。だって褒めたり媚びたりしてるだけのレビューなんて読んでいてもつまんないもんね。だから共感できるんだろうな。

Blogから印象的な感想を抜粋するとフォークソングはつらい、途中で飽きる、例えがオアシスやブラーに頼りがち(時が経つとコールドプレイも例えの選択肢に加わる)、ほとんど同じに聴こえる、感想がオアシスのみだったり、ニューキーパイクスをコミックバンド呼ばわりで読んでいて焦る、ピクシーズの歌い方がむかつく、マイブラを褒めたりけなしたりなど、一見やりたい放題に見えてしまうかもしれないけど、ほぼ音楽聴かない人ってこんな感覚なんだなあというのと、徐々にですが音楽に興味持ち出していることが分かりますね。

前置きが長くなりましたが上記画像の同人誌はうんいちBlogを書いているとあるアラ子さんがBlogを書くきっかけになった出来事を漫画にしたもので、Blogと合わせて読むとまた面白いです。たまには音源以外にこういうのも紹介していこうかなと思いました。ではでは